色と形と言葉へのこだわり
少々お久しぶりになってしまいましたが、大丈夫です。狐野は生きてます(笑)。
さて、早速タイトルのお話なのですが、皆様には何か"こだわり"ってありますか?
大きいモノから小さいモノまでたくさんある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私はアスペルガーの特性もあるためか、他人から見たら謎なこだわりが結構あります。
自分の中で一度こういう時はこう!ってマイルールが決まってしまうと、他人にそれ変わってる、こうやった方が早いんじゃない?等、その行為やなんかについて指摘をされても自分で納得するまで変えられないのです。
他人の介入を妙に嫌がることがあったり。
言われて初めて気づくというか、普段やってることだし、これが常識!と思い込んでるので、素直に受け入れられず、ちょっとした口論からのケンカになる事もあったりでなかなか厄介なのです。
タイトルの色と形と言葉にこだわりがあることは、わりと最近気づいたのです。
色の持つイメージ、漢字の成り立ち、言葉が上手くハマらないと気持ち悪い、などなど。
特に言葉については表現がしっくりこなくて何度も言い直したり、しっくりくる言葉を探して黙り込んでしまうこともあります。相手の感情を読みづらいこと(こちらについてはまた別の記事にします)もあって、怒っている相手を待たせていることを忘れて、自分の感情を上手く表現する言葉を探すために自分の感情と向き合いはじめてしまうのです。その上時間の感覚がよく分からなくなり、問われたことに対して何と答えたらいいのか…この言葉を発することで印象が悪くなるのか、良くなるのかと考えて、思いついても、自分にとっては気にならないけど、相手にとっては違うかもしれないと考えだしたりして、余計に待たせてしまいます。
適切な表現にこだわらずに、何か言ってから訂正する方が上手くいくこともあるし、黙って何も話せなくなるのは本当に最悪だなと改めて思います…付き合わせていたパートナーや職場の方々には本当に申し訳ない思いでいっぱいです…
適当に発することでトラブルを招くこともあるので本当に言葉は難しいのです。
こだわりとは、なかなか抜け出せない生活習慣のようなモノなので、こだわることを辞めた方がいいと分かっていてもできなかったりしますよね。
私は結構効率的な方が好きなタイプではあるのですが、こだわりのせいで何故か非効率的な方法でやり続けていたりすることが多く、定型発達なパートナーには「それって効率悪くない?」とよく指摘されています。
自分ではやり慣れてて早いと思ってるので、一度教えてもらったのを試しても忘れてしまってまた戻ってたりします(忘れやすいことについても別の記事にしたいと思ってます)。
そっちの方が良いなと思うことは勿論あるのですけど、納得いかないと変えられないんですよね。
変わるには多少の無理をしないと変われないと誰かが言っていました。
やり慣れた方法だけどよく考えてみたら効率悪いし、変えたいと思ったら、意識して変えないと、変われないのです。
こだわりを全部捨てることって、今までの自分を捨てているようで、受け入れ難いこともあると思うのです。
全部捨てることはなかなかできることではないと思いますが、少し残して新しく取り入れてみると、意外と上手くハマることもあって、その感覚を得るとちょっとした快感だったりします。
習慣の中に埋まっていて気づいてない、ひょっとしてこれって無駄なこだわり?というモノに気がつくと、あっさり捨てられることもありますけどね。
それはそれで呪縛から解き放たれたようでスッキリすることもありますし。
あれ、私ってこだわってること多くない…?と気づいたら、自分のこだわりについて見つめ直してみるのも良いかもしれません。
またその"こだわり"を突き詰めると、自分の癖や性格、子供の頃の育てられ方なんかにも繋がったりして面白いものです。
かく言う私も先日パートナーに指摘されて、父の口癖だった「そんな簡単なこと聞くんじゃない、見たら分かるだろ」という"呪縛"に囚われていたと気づかせてもらいました。
エスパーではないので、簡単なことも聞かないと分からないし、見ても分からないことは沢山あるのです。
長年の付き合いで細かく言わなくても分かる間柄になれることはあるかと思いますが、それはほんのひと握りにも満たない、相性の良過ぎるパートナーを見つけられた運のいい方々なのです。
普通は、今日はコーヒーにミルクを入れたい気分なのかは聞かないとわからないのです。
自分のことでさえ、今日は何故ミルクを入れたい気分なのか、自問自答しないとわからないことだってあるのです(多分)。
という例をあげつつ、私は紅茶党で、コーヒーにはミルクを入れずに飲めたことがありません(笑)。
それはこだわりではなく、コーヒー牛乳でも濃いのを飲むと気持ち悪くなる体質だからなのですが…
と、話題がこだわりから外れたところで、今回はそろそろ終わりにいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
またこちらでお会いできますように。
メリークリスマス!